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『やだ、あなたの愛ってとても、、、過激なのね?』
学武くんを上目遣いで見ながら瞳をぱちぱちし、そう言った瞬間学武くんから勢いのいい拳が飛んできた。
『きゃっ!とてもドメスティックでバイオレンスだわ!学武くんの愛が感じられるわ!』
「チッ、当たってもいねーくせしてなにが愛が感じられるだよ。避けんな。」
『うふふ、悔しかったらその拳をこの私に当ててみなさい!ま、あなたは私より弱いから無理でしょうけど♡』
「は?」
学武くんはムキになったのかさっきよりスピードを上げて殴ろうとしてくる。
『ふっふっふ、貧弱貧弱ゥ!!その程度ではこの私に勝てんぞ』
「お前何キャラだよ。あー、やめた。そのかわり今度不意を狙ってぶん殴ることに決めた。クソほど煽ってきやがって」
眉間にこれでもかって言うほど皺を寄せて学武くんはぼくを睨みながら言った。
「なんでお前みたいなのが風紀副委員長なんだよ。この学園終わるなこれ、崩壊するわ」
『仕方ないじゃん?…そう、我こそが選ばれし戦士風紀副委員長でござる。って学武くん!?』
セリフを言い終わりドヤ顔で学武くんを見たはずが学武くんは1人でさっさと歩き出していた。
「付き合ってらんねーわ。先いくぞ遅刻する」
とか言いながら。このぼくを置いていくなんて許せん!
因みにぼく達は寮から学園へ向かっているところだったつまり登校中だったりする。
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