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変態はぼくのシャツを追い剥ぎした後木の上で暴れたせいでシャツを胸に抱えながら1人で下に落下して行った。その時ぼくは思った。ぼくから無理矢理シャツをうばったバチが当たったんだ!!!!と。
そっと下を覗いてみると変態が呆然とした顔でこっちを見つめながら今までより大きな声でまた鳴いた。
プギャアアアアアアアア!!!!!!!!
ぼくは変態があんまりにも可哀想で哀れに見えて仕方なかった。だからこう言ったのだ。
『そのシャツあげるよ…』
変態は泣きながらもう一度木の上に戻ってきて座った。そしてちいさな声で
「ありがとうございます朔太郎様。でも追い剥ぎしたことは後悔してないです。シャツを勝ち取れたので!」
とドヤ顔をしながら言ってきた。
なんだこの変態……
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