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叫びながらドアを開けた犯人は1度勢いが良すぎてドアがしまったことを恥ずかしく思ったのか1分経っても入ってこようとしない。ぼくと学武くんがドアを凝視し扉の向こう側にいる犯人は廊下を行ったり来たりするという謎の空間が生まれた。恥ずかしかったのは分かったけどその行動もすりガラス越しに見えてるよ…!
なんか可哀想になってきた。
ぼくが何も恥ずかしくないよ。大丈夫だから恥ずかしがらずに入っておいでよと伝えようとした時ドアの前をウロチョロしてた犯人がピタッと止まった。
お?っと思いつつ学武くんとアイコンタクトを取りながら見守っていると少し間を置いてノックしてきた。
返事をしようとしたとたん廊下からすごい物音が聞こえてきたと思ったら何かをズルズル引き摺っている音が聞こえてきた。
『え、ちょっと学武くんこれなんの音???』
「俺が知るか」
いやそうだよね?学武くんもぼくと一緒にここにいるから分かるわけないよねうん…。
ていうか廊下から物音ひとつ聞こえなくなったんだけど怖!!!!!
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