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『やっぱり持ってってるのかな』 「やっと気づいたかストー」 『ぼくからは姿が見えない妖精さんが!!!!』 「…」 『あれ?学武くん?どうしたの急に黙り込んで』 なんか学武くん顔怖いな?いやいつもの事だけどいつもより怖いよ??もしかしてさっき何か言いかけてたやっと気づいたかこのストーリーに!みたいなやつ遮っちゃったからこんな怖い顔になっちゃったの?学武くんそんなに推理小説によく出てくる探偵さんごっこがしたかったのかな…? 「おい、いい加減にしろよ脳内お花畑メルヘン野郎。てめーみたいなやつのパンツ妖精さんが要るかよ!しかも昨日はいてきてたのが昨日無くなったってことは脱ぎたてほやほやじゃねーか!んなもん妖精さん持って帰らねーぞ!つーか嫌だろ脱ぎたてほやほやのパンツ持って帰る変態妖精!そんな妖精俺は認めない。」 きゃっ!なんか学武くんにとても可愛い渾名で呼ばれちゃった!お花畑メルヘンだって!あと早口で何言ってるかよくわかんなかったけどなるほど! 『やっぱり学武くんも妖精さんがいる説を信じてるんだね!?てことはユニコーンもいるって信じてるよね!?』 「いねーよ!!?どっちもこの世に存在しねーから!お前の頭はいつまでぽやぽやしてやがんだよ!もう高校生だぞ?……高校生だよな?」
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