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兜悟朗への夕食の招待は九月の下旬となった。
兜悟朗と両親の日程が中々合わず、日曜日の夜に決まったのだ。
彼に嶺歌が話を持ちかけると兜悟朗は二つ返事で是非お願い致しますと了承してくれていた。
連絡の手段は電話ではなく今回レインで送っていたため、彼の表情こそ見れなかったが、直ぐに返事がきていた事から嶺歌は嬉しさが込み上げていた。
そして形南にもその事はすでに伝えており、彼女もとても嬉しそうに声を弾ませて「兜悟朗を宜しくですの!」と前向きな言葉を掛けてくれていた。
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