魔法使い業

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魔法使い業

ーー何だかあたしが悪人みたいになった。何で?今までクリスマスとか誘われたことないし……。何だったんだろ? アルフィーはイケメンだし女子に人気があるのも知っていた。彼女の1人くらいはいるだろう。 何だかモヤモヤした気持ちで落ち着かなかった。 夜中の0時になりサンタクロースとして仕事を始める。 幸せがみんなに降りかかるようにホウキに乗り、空を飛びながら街に魔法をかける。私の杖の先からキラキラ光りが舞い降りる。 光は雪と混じり合い反射し綺麗で思わず見惚れた。 よく見ると自分の身体の周りもキラキラしている。 ーーん?何で?キラキラした光が私の目の前?魔法は私の身体より下に落としてかけたはず。 空を見た。 アルフィーが、レイラよりも高い頭上から魔法をかけていたのだ。アルフィーの魔法はレイラより強く高度な魔法であった。 ーーさすがアルフィー。凄い魔法。私よりも広い範囲に強くかけてるんじゃない?こんなんなら来年からあたしやらなくてもいいんじゃないかな? 世の中で1番不幸と思っている私は、そんな事さえ思っていた。 無事にクリスマスの魔法業が終わり家についたのはAM4時を過ぎていた。 冷たくなった身体をお風呂で温めた後、温かいホットミルクを飲む。 ソファーに座り暖炉の火を見ながらいつの間にか、ソファーで眠ってしまっていた。 レイラは夢の中へ入った。
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