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ー円城寺綾乃ー
年は、二十歳くらい。
小柄で、思わずギュッと抱きしめたくなるほど、可愛い。
色白の小さな顔に、長いまつ毛が彩る大きな瞳。
くるくる緩いウェーブのかかった茶色の柔らかそうなボブの髪。
ああっ!
神さま!
ありがとう!
産れて、二十六年間、彼女なしで生きて来て、いきなり結婚前提の彼女が、これですか?!
僕は無神論者ですが、今日から神様を信じます!!!
優介は、そう誓った。
しかし……。
優介は、我に返った。
「彼女は、いったい、何者なのだ?」
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