第一章 幸福の天使は腐ってる?!

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しずしずと、仲居が料理を運んできた。 そして、優介たちが座っていた大きな高級そうな座卓の上に、料理を次々と置いていった。 「まあ、とりあえず、食べましょう」 そう、速川が言った。 「あ、そうですね」 優介は答えた。 優介は、物事に逆らわない性格である。 優介は、箸を取った。 その優介に、速川が言った。 「ああ、やっぱり、これは最初に申し上げておきます」 「は?」 優介は、きょとんとした。 速川は言った。 「こちら、腐っております」
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