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綾乃さんの鼻息が荒い。
えっ?
あ、綾乃さん?!
な、何でいきなりBL漫画の話だ?
それに、語尾の「わん」ってなんだ?
綾乃さんは、優介の動揺に気付かないのか、続けた。
「このサトルくんが、貴方さまにそっくりなのでございますわん!」
そう言うと、綾乃さんは、真っ赤になった。
「あ、まずい」
速川が、そう小さく呟いた途端、綾乃さんが倒れた。
それを、上手に速川が受け止めた。
綾乃さんは、きゅう~っと気絶していた。
「だ、大丈夫ですか?!」
優介は叫んだ。
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