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雄輝は確かに亀仙人を紹介出来そうだが、夜宮マモルの一件もあるしな。そう信じてみると頭が回らない。ブラックホールジェットならぬダークマタージェット…それが亀仙人ならば、私は疑う余地なしだ。かめはめ波を放たれ、街が倒壊し、責任問題に発展する。「か、亀仙人と腐れ縁か?」私は口に出していた。雄輝は気付かず、すたすたスタコラサッサと歩いていた。「あっ!空輝…腹芸はさ?殿堂入りさせたいんだけどもさ?良いよな?」雄輝は振り返り、慌ただしい街道の最中、私にぶっきらぼうに問うた。「はっ?腹芸のなくなった雄輝とか知らんよ…。」私は亀仙人の話を待っていただけに、ぶっきらぼうに切り返した。「はっ?良いじゃんか?羽もう取れたんやろ?って、空輝の羽はさ?腫瘍じゃないんだからさ?…普通じゃないか?不死身の肉体何は空輝だろうけどさ?見合う様に僕は光長閑けし何よ。」雄輝の美しい気持ちが私の肩甲骨や括約筋に伝わり、私を感涙させた。「うっ…うぅっ…雄輝…。鳥類は人類たる所以ぞ?」私は手で涙を拭い、赤面の至りだった。
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