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久しぶりの渢との夜(龍之介)
渢が陽一郎君につきっきりになっている、陽一郎君が心配なのはわかるけど………
渢の事が心配だ、優しい渢はきっと陽一郎君の事がほっとけないのだろう。
これまでずっと一緒だった成井君と東山君には本当に感謝している、小学校に転入した日からずっと仲良くしている3人………だからこそ心配なのだろう。
渢と恋人になってからずっと変わらず渢を求めている、もうすでに2か月余り添い寝するだけの夜だ。
渢がその気にならないのは躰を密着させればすぐにわかる。
だからこそ自分も我慢してきたけど、もうそろそろ限界に来てい居る。
東山君のお父さんの心配も無くなった今、今夜こそ自分から積極的に求めてみよう。
いつも渢の気持ちを考えて抑えていた欲情を直接ぶつけることに決めた。
渢早く帰って来い!
そうはいっても実習やら研修やらで帰って来たのは20時を過ぎていた。
もうとっくに渢は帰ってきてるだろう、僕もすぐに食事を済ませ入浴をして2階の部屋へと階段を上がる。
春さんに聞いたら渢は早く帰ってすでに勉強をしているはずだと言った。
部屋のドアを開けると渢がこっちを見た、何も言わないでただ見つめている………咄嗟に何かあったのかと気になった。
「渢どうした?」
「龍之介おかえり」
「あぁただいま」
「なんか久しぶりな感じするね」
「そうだな、ずっと渢は陽一郎君のそばにいたからな」
「うん………でも退院したし………」
「渢こっちへおいで」
「龍之介ごめんね、ずっと我慢してた?」
「あぁ~渢が陽一郎君の事ばっかり考えてるから嫉妬した」
「うん、ごめん………でも僕だって我慢してたんだよ」
「ほんとか?」
「ほんとだよ、だったら証明しようか?」
「何証明するって………」
「だ・か・ら・していい?」
渢はそう言うといきなり立ったままの僕のスエットと下着を引き下ろした。
まさかそんなことをするとは思わず、あわてて下着のゴムを掴んだ。
だがすでに緩く勃ちあがった僕のペニスは剝き出しになった。
渢はしゃがみ込むとそれを口の奥までくわえ込む………先端を微妙に刺激しながら吸い上げ舐めまわし、手では足の付け根や内側を撫でた。
二つの果実を揉みしだかれ、がくがくとひざが震えて立っていられなくなった。
両手を渢の頭に置いて自分の身体を支え、ペニスへの刺激はもうすでに限界に来ていた。
ひときわ強く先端を吸われ、とうとう我慢しきれずに渢の口になかへ思い切り射精した。
渢が顔を上げて口の端を少しだけ上げて笑った。
「龍之介よかった?」
渢の余裕のある顔が気に入らない………
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