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龍之介と………(渢)
龍之介が帰ってきたのがわかった。
食事をして風呂に入って2階への階段を上がる足音を聞いているだけで、心臓が高鳴る。
ドアが開いて龍之介の顔を見た、いつもと何も変わらない落ち着いた平常心の顔が悔しい。
自分だけが胸を高鳴らせ、すでに下半身は欲が漲っていると言うのに………
「ただいま」
「おかえり」
なにその普通の会話、この2か月手も触れてこないしキスもしてこなかったくせに、僕だけが欲求不満みたいで悔しくて、立ったままの龍之介のズボンと下着を一気に引きずりおろした。
慌てる龍之介を横目に見ながら僕は跪くと龍之介の股間に顔を近づけた、少しだけ勃ちあがりかけたそれを口の奥へとくわえ込み、先端から刺激していく。
舌を微妙に動かし、舐めたり吸ったり目を閉じて必死で愛撫した、手は太ももを撫でまわし陰嚢を掴んで揉みしだく………龍之介が我慢できなくて僕の頭を鷲掴みにした。
もう限界にきているのがわかった。
喉の奥に突き入れる龍之介のペニスを強く吸って先端を舌で突いた。
瞬間………龍之介ががくがくと震えながら喉の奥に射精した。
上を見上げて龍之介の顔を見る………龍之介が上から見下ろすように僕の顔を見た時、僕はうっすらと笑みを浮かべて言った!
「よかった?」
さっきまでの龍之介の余裕は完全になくなっていた。
龍之介をベッドに横たえ覆いかぶさるようにしてキスをする、ふわりと柔らかな舌が重なる。
着ていたTシャツを頭から引き抜き全裸にする。
仰向けに寝かせ、中心を扱きながら舐め、付け根を掴みさらに扱く。
口に含んで舐め続けると龍之介のモノは弾けそうなほど熱くなっていく。
さっきと同じように口の中に出してほしくて顔を上下させて扱き続けると、大きく勃起したそれは激しく脈打ち大きくなったかと思うと、龍之介が喉の奥から声を上げたのと同時に熱いほとばしりが口の中に広がった。
龍之介の身体を反転させて、白いふくらみを両方に開く、取り出したジェルを間に垂らすと龍之介の尻のふくらみに力が入る。
閉じたふくらみをもう一度開いて小さな窄まりに自分の先端を押し込むように入れていく………龍之介が身体を反らし尻に力が入る………
「龍之介力抜いて………それじゃ入らないよ」
そういうと龍之介がフッと力を抜いたのがわかった、その瞬間を逃さずさらに奥へと腰を入れる。
最奥まで一気に突き入れ動きを止めると、龍之介の全身から力が抜けた。
「動くよ」
龍之介の腰を両手で支え尻を持ち上げると先端まで引き抜き、もう一度奥へと突き入れる。
何度も挿抽を繰り返し感じるポイントを集中的に刺激する。
何度も締め付けては緩み僕も限界まで近づいてきた。
龍之介が腰を振ったと同時に僕の中心に熱い血液が一気になだれ込む………ドクンと脈打つように腰が揺れた。
腹の中に熱い精液を吐き出し、龍之介の背中にしがみつくように倒れこんだ。
龍之介の中心から溢れた精液がシーツを濡らしていた。
「龍之介好きだ」
「渢!」
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