二人だけの夜(渢)

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二人だけの夜(渢)

夏休みになっても医師となった龍之介は研修の為に病院へ出勤する、僕は一人部屋で過ごした。 圭太からも陽一郎からも連絡はなかった。 今夜は春さんが法事の為に親戚の家に行って留守だし、孝太郎さんは気になる患者さんがいて帰ってこない。 僕と龍之介の二人っきりの夜だ………今夜は龍之介をお風呂に誘うつもりだ。 子供の頃のように一緒に入りたかった、あの頃龍之介は甲斐甲斐しく僕の髪を洗い身体を洗ってくれた。 中学になっても一緒に入っていてあの頃から僕は龍之介のことを意識していた………想いが叶うとは思っていなかったけど龍之介は僕の憧れだった。 龍之介が帰ってきて2人で食事をした。 食器を片付けながら……… 「龍之介!今夜は一緒にお風呂に入りたい」 「どうした?」 「だって今夜は二人っきりだよ、前は一緒に入ってたから入ろう」 「いいよ、また髪洗ってあげる」 「僕が洗いたい、身体も全部洗ってあげる」 「渢なんかいやらしいこと考えてる?」 「そんなことないけど………」 僕たちは服を脱いでバスルームへ行くとシャワーでサッと身体を流す、熱いシャワーが全身を温めた。 バスチェアーを用意して僕は龍之介に言った……… 「龍之介!ここに座って」 龍之介を椅子に座らせてシャンプーを泡立てると、後ろから髪を洗っていっく、それは子供の頃僕が龍之介にしてもらったように………優しく丁寧に洗った。 シャワーで髪の泡を流し、次は躰を洗う………ボディーソープを手に取るとスポンジに垂らして泡立てた泡はローズ系のいい香りがした。 泡を手に付けうなじから背中へすべらせ広い背中を撫でるように洗う、上に戻って肩から腕へ指の先まで1本ずつ丁寧に綺麗にしていく。 前に回って首から胸へそして腹を撫でるように洗う、腰や下腹部そして足の付け根を両手でマッサージをするように擦り上げた、龍之介のそこはすでに固くなり始めていた、僕はそれを承知でわざと手の甲で固くなったそれにサラリと触れる………そのたびに龍之介が身体をピクンとゆらす。 泡を手に付けて勃起したペニスに直接触れた、そっと泡で包むようにして先端から付け根へと手を動かした。 ますます大きく勃ちあがったそれを丁寧に擦るように洗う。 「龍之介!立って」 龍之介が言われた通りに立ち上がった、目の前のペニスに付いた泡をシャワーで流し口に含んだ………いい香りのするそれを口の奥まで咥えて先端を舌で突くように刺激する、顔を動かして先端の括れたところだけを吸い上げる、手で扱きながら口では吸い上げ刺激しながら動きを大きくすると、龍之介の膝が震えて腰を突き上げた。 ペニスが激しく脈打ち膨らんだかと思った瞬間口の中に熱い精液が流れた。 口からこぼれた精液が白く糸を引く……… 座り込んだ龍之介を抱えて立たせ………命令口調で僕は言った。 「龍之介!壁の方を見て立って…………足開いて………そのままじゃ洗えないよ………まだ洗ってないところ洗うから………」 「ふう………じ………自分でする………」 「ダメ!僕がやる………ほら早く………僕が言った通り壁に手をついて………」 尻を突き出すように立たせ尻のはざまに手を差し込んだ、尻に挟まれた手を上下に動かし白い肌を刺激する………中心の窄まりを刺激するように指を動かす………締りが緩んだところで指を差し入れて動かし指を増やして更に周辺をほぐすように動かした………龍之介がたまらず喉から声を出して腰を振る………僕は大きくなった自身のそれを中心を突くように入れていった。 「渢………はぁ………ぁ………もっと入れて」 甘い声がバスルームに響いて腰をゆすり早く入れてほしくて突き出した尻を両手でつかんで一気に奥へと突き入れた。 「ウッ………ッ………ふう………」 ゆっくりと抜き差しを繰り返し、腰をまわし内壁を擦りながら動くと龍之介が激しく締め付けてきた。 「りゆうのすけ………あぁ………強い………締めすぎだよ………きもちいい………」 龍之介の腰をぐっと引き寄せ、一気に腰を押し付けると龍之介が背中を反らし全身の力が抜けた………同時に僕も龍之介の中へ熱い欲望を放出した。 龍之介の先端からは白い精液がダラダラと溢れ出ていた。 シャワーで龍之介と自分の身体を流し、抱きかかえるようにしてバスルームから出た、龍之介の身体をバスタオルで包むと抱き上げて2階へと向かう………ベッドに龍之介を横たえ、自分の身体を拭いてシャツとズボンを身に着けた。 意識を失くした龍之介にもシャツと下着を着せ、布団をかけた。 龍之介が寝たのを確かめてもう一度バスルームへ戻り、髪と身体を洗った。
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