いじめるアイツが、死にますように。2

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私が何をした。 何故、私がこんな目に遭うのか。 痛い。 苦しい。 辛い。 恥ずかしい。 情けない。 悔しい。 どこにも逃げ場はない。 誰も助けてはくれない。 だったら… ゆらり、と私は立ち上がる。 『ねえ、死んで』 泥だらけの頬を拭い、私をいじめた「あいつら」の顔を睨み付ける。 『死んでよ。いじめる人間は、みんな』 私の声と共に、「あいつら」の口からボタボタと血が溢れ出した。 「何、驚いた顔してるの?」 まるで殺虫剤をかけられた虫のように、倒れ、動かなくなった「あいつら」を見下ろし、私は笑う。 「当然でしょ?だってあんた達は、人を傷付けたんだから」
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