昼食

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昼食

 「もうお昼やし、コメプラザの中でなんか食べよっか?」 『あの…、お昼な、実はホットドッグ的なの作ってきてんけどそれ食べる?』 「エッ!ホンマに?嬉しい!ありがとう!」 『よかった!』 「あとで琵琶湖大橋歩くしその時に琵琶湖見えるし、お昼は車の後ろの座席で食べへん?」 『うん、それでいいヨ。あっ、飲み物用意してへんし、自販機で買ってこなあかんねん。』 「ん、わかった。僕買ってくるわ。カフェオレでよかった?」 『うん。ありがとう。そしたらその間に、後ろの席で食べる準備しとくわ。』 「わかった。じゃ、行ってくるな!」    運転席で後ろの座席の両側の窓を5㎝程開ける操作をして、エンジンをきってからカノジョのカフェオレと自分の微糖のコーヒーを買いにコメプラザ入口付近の自販機へ行った。  「ホットドック美味しかったわ。ご馳走さまでした。あのソーセージって魚肉ソーセージ?」 『うん。わかった?』 「うん。魚肉ソーセージの下の野菜ってキャベツ?」 『うん。わかった?』 「芯がなかったらわからへんかった。キャベツ、カレー味がしてて食べやすかった!」 『食べやすかった?キャベツ嫌いやった?』 「嫌いやないねんけど、火の通ったキャベツは苦手やねん。」 『そうなんや…。まぁ、食べやすかったんやったら、よかったわ。』 残った微糖のコーヒーをゴクゴクッと勢いよく飲んでちょっとむせる。それを見たカノジョが苦笑いしながらトントンと軽く背中を叩いてくれた。 「あ、ありがとう。背中トントンしてくれたら何か僕、ちょっと子供みたいやなぁ…。」 ちょっと恥ずかしくなりながら、ちらっとカノジョを見た。照れ臭くなったのかデコピンをお見舞いされた。
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