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ミィちゃんは、私より家族から愛されていた。
その上、堂々と人間の前を歩く。
ミィちゃんがベッドを飛び降りる時、ちょうど座っていた私の手の上で爪を出したので、引っ掛かり出血した事がある。
テレビを見ていて、テレビデッキの前の空気清浄機の上でミィちゃんが寝始める事もよくあった。
テレビが見えない為、私はミィちゃんの尻尾に洗濯バサミを挟んでやった。
「ギャァ!」
ミィちゃんは、聞いた事もない叫び声を上げながら空気清浄機を飛び降り、テレビのある茶の間を駆け回った。
正直、ミィちゃんに嫉妬していた。
一声鳴けば食事がもらえる。
私が夕食を並べろと言うと、たか子は怒り出す。
えらい違いである。
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