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水欲ス
俺は頼む。
「水が欲しい!」
「ではいいものがあります。湯担保はどうでしょう?」
「湯担保?」
担当の者が言う。
「はい、湯担保は当銀行にある水を使って頂きます。このプランは担保のお湯を一週間以内に持ってきて頂ければ取引は成立です。湯担保と言ってはいますが実際のところ担保にするのはお客様の生命です」
「それでもいい!早く水を……!」
「少々お待ちください」
「お待たせしました」
「ごくっごくっ。あー生き返るぜー!」
「それでは一週間以内によろしくお願いしますね。あ、そのお湯って言うのはコロモ山の湯泉ですよ。このゆたんぽに入れてきてください」
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