12月21日

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12月21日

夜中に、電車男の夢を見た気がする。 私があの人に心を込めて贈った曲に便乗したのか ジャスティン・ビーバーの「Baby」が聴こえていた。 やっと分かってくれたみたいだ。 そう、君とはもうお別れしたんだ。 理由? 君といる時の自分が好きになれないから。 障害者や弱者をイジって楽しむ人のことは好きになれないし、見たくない。 隠しても隠しきれてない、それが君の本音だ。 この一年で、権力やお金のある人間が平気で弱者に対して「馬鹿」だの「池沼」だの言うのを見てきた。 それがネットだというんなら、そうなんだろうね。 自分だって例外じゃない。地位を得たらそうなるかもしれない。 それはやだな、自分のことを嫌いになりたくないな、と思うんだ。 病身で職もお金も持っていないけど ノブレス・オブリージュは持っていたいんだ。 私が好きになる人は、みんなノブレス・オブリージュを持っている。 不器用だったり嫉妬深かったり論破王に見えたとしても、その器は周りの人や弱者に対して、大きくて温かい。 そういう心に触れると、自分もそうありたいと思うんだ。 私が存在するだけで、誰かにとってムカつく、ケンカを売りたくなる対象になるんなら、私が消えるよ。 一方的に争いに巻き込まれるのも望まない。 私は、私なりのやり方で社会貢献できる道を探す。 そのための旅。 そのための再会。 そのための別れを今、経験しているんだ。 起きて「ヘルタースケルター」を観た。 ファストワールドで暮らすっていうのは大変なことだね。 人気者であり続けるって、もの凄い重圧だね。 辛いね?苦しいね? 世に溢れる無数のリリコの悲鳴が聴こえたよ。
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