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ホッとしたから、お互い「あの時のゴム」の話題をポロッと口から出せちゃったし
「今日もさ、そのゴム……減らしちゃう?」
なんとなく甘い雰囲気になって……
「うん♪ 減らしちゃう♡」
お互い、おでこをコツンとくっつけ……それから、チュッとキスをした。
「んっ……」
「んふぅ……」
緑茶で口の中がサッパリ出来たはずなのに、今日のキスはとっても甘く感じるし
「フワッと、いい香りがするね♡」
「うん♡」
ブランデーは入っていないものを開封したはずなのに、私もあおくんも、酔っ払ったみたいに目がトロトロだ。
「秋の味をお腹いっぱい楽しんだけど、はなをいっぱい食べたい気分だよ♡」
「ああぁん♡」
「はなったら、俺をモグモグしすぎだよ?」
「だあってぇ……別腹なんだもん♡」
窓の向こうが真っ暗になって、秋月の光が私達を照らしても……
「んっ♡ はなぁ、おいし♡」
「私もぉ♡ あおくんのこと、もっともっと食べちゃうもん♡」
私達の口は、まだまだお互いを味わいたくてたまらなくなっていて……
気がつかない内に、翌朝になってしまったのでした♡
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