48人が本棚に入れています
本棚に追加
「そう、ちょっとだけ通話して『2ヶ月おめでとう』って言い合ったくらい」
「それが出来たんならいいんじゃね？ 俺なんかマトモに2ヶ月続いた事ないし」
「うっ…………まさやん、なんかごめん……」
とはいえ、明るい顔や声で「2ヶ月続いた事ない」って言われると良心が痛む。
「いやいや、俺と蒼は恋愛経験や恋愛スタイルが違うもん！ 俺が彼女と続かないのは半ば諦めてるっていうか、蒼とはなちゃんがラブラブって話を聞いたってなーんにもジェラシーわかないし寧ろ微笑ましく感じられるっていうか♪」
まさやんは俺とは比較にならないくらいの恋愛経験を積んでいるから、俺が遠慮するほどの事でもないらしく、ずーっとニコニコ笑顔を続けてくれた。
「ありがとうまさやん」
「週末……日曜日くらいはさ、会いなよ。ちゃんと」
「うん。先週会わなかったからちゃんと時間作るよ」
まさやんの笑顔もアドバイスも嬉しい。俺が頷いたら、まさやんはよりニカッと大きく口を開けて笑い顔を作り……
「うんうんそれが良いよ！ っていうかさぁ、合鍵渡しちゃえば？」
そんな提案を更にしてきた。
最初のコメントを投稿しよう！