Chapter11:可愛いジェラシー

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* 「健人さん、お疲れ様でした」 「今日も助かったよ、ありがとう蒼くん」  ウキウキした気持ちでバイトを上がった俺は早速スマホを取り出して…… [はな! こっちはバイト終わってこれから帰るところだよ~]  愛しの彼女にメッセージを送る。 「おっ♪ すぐに返信きた♡」  俺のメッセージはすぐに既読になり [バイトお疲れ様] [私はあおくんのお部屋でご飯の用意して待っているよ]  と、メッセージが2連続でポンポンと返ってきた。 「スマホいじりながら俺の帰りを待ってくれたんだぁ~♪ 可愛いなぁはなは♡」  嬉しさが込み上げてきた俺は更に [今からチャリで帰るから10分もかからないよ]  というメッセージや可愛いスタンプを送り、続けて [帰り途中にお菓子やスイーツ買ってこようか? はなは食べたいもの、ある?」  と質問を送ると、また即既読になり [りょーかい!] [欲しいものは特にないよ、あおくんの帰りを待ってるね]  という、スタンプ無しの返信が画面に表示される。
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