Chapter11:可愛いジェラシー

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「えっ? えっ、えっ??!!」 (「彼女って思ってくれてない」って、一体どういう事?!!!)  俺が困惑している間も、目の前ではなは土下座するみたいに体を小さくしながらワアワアと泣いている。 (合鍵交換したんだから「彼女と思ってくれてない」はおかしくないかな? 彼女じゃなったら合鍵渡さないし、俺が居ない間に部屋の中に入らせるとかキッチン使わせるとか、そんな事させる訳がないのに)  俺がはなを恋人だと思っているから……大好きで信頼しているからこそ、合鍵を渡したんだしはなと合鍵交換出来て嬉しかった。  日曜日のデートだって、鍵につけるラバーキーホルダーを楽しく選んだり、使い方を話し合ったりして、イチャイチャしながらも「これでもっともっと仲良くなれるね♡」ってニコニコしながら確認し合ったんだ。  なのに……それなのに、なんで今このような事になってしまったんだろう?
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