Chapter11:可愛いジェラシー

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「はな……お尻、痛かったでしょ。撫でていい?」  美月との写真をキッカケにして俺を嫌いになったのではないと思いたい……そう思った俺は、片方の手を彼女の肩から背中の方に滑らしながら伺いを立ててみると 「うん」  コクンと首を小さく縦に振ってくれたので、その手を腰の方へと下ろしていき 「どの辺? 右? 左?」 「ひだりぃ」 「そっか……痛かったね、なでなでするよ」  可愛い彼女の胸と同じくらい痛めたであろう左側の臀部をスリスリと優しく撫でてあげる。 「私ね……お留守番してる最中にって思ったの。  お付き合い始めて2か月経って、お互いのお部屋に遊びに行く事もあるけど、まだまだお互いのお部屋の中で知らない部分がいっぱいあると思うから」  俺のスリスリを不快に感じることはなかったようで、はなは話をそのまま続けてくれる。
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