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「元カノは元カノ! 過去の人だから! 今1番大好きで、1番愛していて、絶対に手放したくないのは、はななんだよ!!」
「何て言い訳しようか」なんて口をモゴモゴさせてる場合じゃなかった。
大事な内容はきちんと言葉にして伝えなくちゃ、はなが誤解したままになってしまう。
だから俺は彼女の体をギュウウッっと強く強く抱き締め……
「ごめん! はな!! 俺がガサツなのが良くなかったんだ。
大した意味もなく、写真を貼り付けたまま1年くらいそのまんまにして、放置して……その後でペットボトルキャップのキャラクター集めにハマって、コルクボードの下に並べ始めて……いつのまにか写真の存在も忘れちゃってて」
はなに叱られても仕方ないくらいの情けない事実をそのまま正直に話す。
「え?」
「はなは呆れるよね……本当に忘れてたんだよ、その写真。
キャラクターを並べて置いていく内に写真が隠れて、そしたらそのまんまマジで忘れてたんだ。ちょうどそのタイミングで元カノに振られたっていうのもあって」
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