Chapter11:可愛いジェラシー

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 あおくんと美しい女性のツーショット写真から目が離せず、全身を硬直させてしまっていると  ポケットに突っ込んでいたままのスマホが震えて…… 「あっ……あおくん、からかな?」  そこでようやく頭も腕も動かす事が出来て…… [はな! こっちはバイト終わってこれから帰るところだよ~]    いつもと変わらないに視線を移した途端にカアッと体温が上昇していくのを感じた。 [バイトお疲れ様] [私はあおくんのお部屋でご飯の用意して待っているよ]  それに対し私はメッセージを2連続でポンポンと送信する。 「…………」  意外にも冷静っていうか、淡々と文字を打ててしまっている自分自身にちょっと驚く。 [今からチャリで帰るから10分もかからないよ]  するとあおくんはメッセージと共に可愛いスタンプを挟んで、それから [帰り途中にお菓子やスイーツ買ってこようか? はなは食べたいもの、ある?」  という質問を投げかけてきた。  
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