Chapter11:可愛いジェラシー

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(言っちゃった……あおくんに、コルクボード見ちゃった事……)  居た堪れない気持ちになった私は俯き肩も震え出す。 「はな……」  あおくんは私の呼び、両手で震える肩に触れながら…… 「はなは、俺の部屋を掃除しようとしてくれたんだね。一応、お風呂とか洗面台とかは綺麗にしておいてお留守番してくれるはなの手を煩わせないようにって努力してみたんだけど……足りてなかったね、ごめんね」  落ち着いたトーンで優しく語りかけるようにしながら、はなに「ごめんね」をまた口にする。 「うぅ……」 (3回目の「ごめん」は、なんか意味合いが違う……? どういう事?)  1回目2回目の謝りは、元カノミツキさんと私との事をさしているんじゃないかと思っていた。けど、なんかこの3は違うような雰囲気がする。 「俺が小物置いてるカウンターをきちんと片付けしなかったのもあるし、普段からあのコルクボードの上半分しか使ってなかったから……だから俺が悪いんだよ」
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