Chapter11:可愛いジェラシー

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「んっ♡」  あおくんの唇の感触は、フワッとやわらかくて……愛おしくって……すごく心地良い。 「はなは俺を気遣った行動を取ってくれるし、電話やメッセージのやり取りでもさ、毎回会話のキャッチボールが出来ていて時間があっという間に過ぎるでしょ? 美月とはそうならなかったんだ。デート中も無言の時間が出来たりしてて、映画に誘う事が多かったような気がする」  あおくんもあおくんで私への愛おしさをいっぱいに感じているのか背中や腰を愛おしく撫でる手つきがセクシーさを増してきていて…… 「はなとは、この2ヶ月の付き合い期間で色んな事が出来たと思うし、それが全部楽しかったし、はなから『次はこんな事したい』って提案してくれたりする。  美月の場合はなんか……俺に提案とかはなくて受け身ばっかりだったんだよね『私をもっと楽しませてよ』って、文句言われちゃってたし」  ミツキさんとの過去を振り返り……反省し。 「はなはすごく良い子っていうか、最高の彼女だと感じてるんだ。はなと付き合えて良かったって思うし、彼氏としてはなに楽しい気持ちを提供して共有し合えているんだなって自覚出来ているし」  その反省があったからこそ私をたくさん愛せているんだと……いっぱい頬にキスをして、いっぱい抱き締めてくれていて
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