Chapter:12 クリスマスの夜に

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(しまった……チキンやケーキを楽しんで浮かれ過ぎてた) 「そうだった……イチャイチャする前にプレゼント交換しなきゃだよね?」  …………そう。  この2人きりでのクリスマスホームパーティーにはまだまだイベントが残されていたんだ。 「そっ……そうだよぅあおくんっ! プレゼント渡し合ってないんだよぅ」  はなは顔を真っ赤にしながら俺に言い返していたんだけど (俺が言うまでプレゼント交換の事頭から抜けてたよなぁ、絶対)  明らかに俺の「プレゼント交換」でハッとし思い出したのはバレバレで、そういうところがやっぱり可愛いなぁなんて感じてしまう。 「そうだよね、せっかく選んだんだもん。ちゃんとプレゼント渡し合ってからイチャイチャしなきゃ」  だから言い終わらないうちにニヤけが止まらなくて 「んもぅ……あおくんったら♡」  変態扱いされてしまったんだけれど 「えへへ♡」  耳も首も真っ赤にしながらも満更ではないみたいな可愛らしい表情をするはなを拝めているのだから良しとする。
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