Chapter:12 クリスマスの夜に

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 にアドバイスされるがまま選んだもう一つのプレゼントが、はなにとってはどう反応してくれるか未知数であって (彼氏……いや、男がコレをプレゼントして本当に良かったのかなぁ)  アドバイスしてくれたあの人には申し訳ないけれど、このプレゼントは不安で不安でたまらない。 「ストールだけでも良かったのにもう一つもあるなんて感激だよぅ」  はなはウキウキしながらもう一つの包みを開いて…… 「えっ?!!」  すぐに驚きの声を、ストールの時よりも大きく発していて (あちゃ~……やっぱりやらかしちゃったかぁ)  冷や汗を掻きそうになったんだけれど 「可愛い~~♡♡♡」  と、はなが目を細めながら喜んでくれたから (ああぁぁぁ~~~良かったぁぁぁ~~~)  と、こっちも胸を撫で下ろす。 「ブラストラップ、お姉ちゃんが結構前に透明のを使っていたんだよ~! こういう、花柄レースのストラップもあるんだね! 知らなかったよ~」  もう一つのプレゼントとは、ランジェリーショップで取り扱っているブラ用ストラップだった。
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