Chapter:12 クリスマスの夜に

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「頷き方が可愛いなぁ、はなは♡」  私の反応がまた嬉しかったのか、あおくんはまたニコニコと微笑み……それから……  キョロキョロと左右を確認して、周囲に誰も居ないのが分かった直後に 「手のひらチュ、しよ♡」  そう言って私の手のひらにチュッとキスをしたのとほぼ同時に彼の大きな手が私の唇を覆う。 「っ♡」  その仕草にビックリしたものの、この「手のひらチュ」はハロウィンパレードで経験済みだったからそこまで緊張する事なく、コッソリとチュが出来て…… 「えへへ♡」  イルミネーションのトンネルに入る直前に私達は恋人繋ぎをして 「えへへ♡ キス、し合ってるね♡ 私とあおくん♡」 「うん♡ そうだよ♡」  私達だけの秘密の行為が出来ている事を幸せに感じて…… (あおくんとの大事な思い出、また一つ出来ちゃったぁ♡)  とっても良いクリスマスイルミネーションデートが出来てるなぁって、ただ単にテンション上がってるだけじゃなくホワホワとした温かな気持ちにもなれた。
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