Chapter:12 クリスマスの夜に

39/79
前へ
/693ページ
次へ
* 「わあぁ~! すご~い!!」  この駅は私達が初めてデートした時に待ち合わせた場所。 (クリスマスなんだから当たり前だけど、この前とは雰囲気が全然違う!)  前回はハロウィンのフォトスポットでツーショット写真を撮った……けれど目の前に広がるのは数々の木製小屋、煌びやかなイルミネーション、そしてそして大きなクリスマスツリー!! 「さっき観たイルミネーションも良かったけど、ここのもなかなか見応えあるね」  あおくんの感想は私が考えていた内容そっくりそのままで 「うん♡ えへへ♡」  ちょっとニヤけてしまう。 「外で食べたり飲んだりするんだね。寒くないかな? はなは」  私が寒がりだからって、あおくんは気にしてくれたんだけど 「平気だよっ♪ だって私の首はあおくんからのプレゼントでぬっくぬくなんだもん♡」  昨夜あおくんからプレゼントされたストールがずっと私を守ってくれているんだから外の寒さはそれほど辛く感じない。
/693ページ

最初のコメントを投稿しよう!

48人が本棚に入れています
本棚に追加