Chapter:12 クリスマスの夜に

61/79

49人が本棚に入れています
本棚に追加
/693ページ
「やっぱりそうだったんだね、あおくんは名前の『(あお)』の通りブルーの色合いが好きだもん」  赤みの色が好きな私と、青みがかった色が好きなあおくん。 「俺が好きな色を選んでくれたの嬉しいな」  前回は私に配慮してお部屋を選んでくれただろうから、今回はあおくんの為に選ぼうって気持ちがあったんだ。 「えへへ」  実際こうしてあおくんに喜んでもらえると、すっごく嬉しい。 「あたまナデナデしちゃう♡」 「ありがと♡ 嬉しい♡」  彼の温かな手で頭を撫でられるとホッとするし…… (あおくんのセクシーな気持ち、ブルーのお部屋の効果で少し落ち着いたかなぁ?)  「青い光はリラックス効果があるからいつもとは違うセクシャルな違和感に効果をもたらしてくれるんじゃないか」っていう3つ目の理由が、酔っ払ってるかもしれないあおくんを落ち着かせられているのだと……改めてこの部屋を選んで良かったって感じたんだ。 「それじゃあ、はなにご褒美あげなくちゃね♪」  …………け、ど…………? 「えっ?」  
/693ページ

最初のコメントを投稿しよう!

49人が本棚に入れています
本棚に追加