Chapter:12 クリスマスの夜に

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「ブラストラップ、すごく似合ってるよ。可愛い♡」  私の肩にかかっている黒のブラストラップを褒めた直後に 「んぅ♡」  あおくんの唇がそこにチュッと触れた。 「今日のニットに合ってるし、はなはオフショルのトップスが似合うなぁって感じたよ」  褒め言葉はくすぐったくもあるし…… 「またオフショル、流行るみたいだからストラップ着けるの楽しみだよ」 「そうなんだぁ流行るんだ?」 「うん、ショップ店員やってる音羽ちゃんが言ってたの。『来年の春夏はオフショルのアイテムが激増するらしい』って」 「じゃあちょうど良かったんだね♪」 「ユタカさんは知ってたんじゃない? 美容師さんだからファッションの流行に敏感そうだもん」 「確かに! あの時ユタカさんに会えてラッキーだったかも」  もらったばかりのクリスマスプレゼントをこれからのファッションに使えると思うと嬉しくもある。
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