Chapter:12 クリスマスの夜に

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「それに……酔っ払ったあおくん……そんなに嫌じゃなかったよ?」  あおくんを叱るつもりも軽蔑するつもりもないし 「えっ……はな……?」 「だって……昨夜のあおくん、すっごくすっごくえっちでセクシーだったし気持ち良かったから」  私の方からは「まんざらでもないよ」と伝えておきたかった。 「はなぁ……」  きっと私が本当に怒ると思ったんだろう。あおくんの両目から涙がジワリと浮かんできて 「昨夜の件は気にしなくて良いからね、あおくん」  私が彼をハグして頭をなでなでしたら 「うん……うんっ!」  まるで幼いこどもみたいに私にギューッとしがみつき頭をコクコクと上下に振って 「飲み過ぎには注意しようね。いっぱい飲むのはお家の中とか、ルール決めようね」 「うん! 絶対にそうする!!」  私の話を素直に聞いて、ルールを決めた。 「来年も良いクリスマスを過ごそうね、あおくん♡」 「うん♡ 来年も一緒に楽しく過ごそうね、はな♡」
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