私の特別な一日

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 クリスマスは、私にとって特別な一日ではない。 「一心さん、かぁ……」    小さく呟くと、白い息がふわふわと空へ舞った。クリスマスは、私にとって特別な一日ではなかったのに。 『素敵なクリスマスをお過ごしください』    一心さんがそう言ってくれたから、私にとって特別な一日となった。
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