空白の六年間

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新規のプロジェクトを立ち上げようとしている時期だった。 ふと自分以外の意見も取り入れてみたいと思い、一緒にプロジェクトを作り上げていく仲間を探してみることにした。 どうやって探していこうか思案した結果、SNSを通して募集してみることに。 各SNSに募集記事をあげ、フォロワーさんからの反応を伺った。 そんな中、彼からのメッセージが届いた。 SNS上でやりとりをしたことはあるが、直接的にやりとりをしたことはなかった。 知り合ってから6年目にして、初メッセージ。 何とも言えない甘酸っぱい感情が、わたしの中で蘇った。 ドキドキしながらメッセージを開いてみると 「プロジェクト、興味あります!」と、一文で書かれていた。 そのシンプルさが彼らしいなと思い、思わず笑みが溢れた。 挨拶も程々に、プロジェクトの概要を彼に伝えた。 すると、「面白そうですね」と返信が届いた。 彼がプロジェクトに加わったら面白いかも…と直感的に思ったわたしは、メンバーに加わってもらうようにお願いをした。 すると彼は、「喜んで」と快く承諾。 実際に、現地で行われるミーティングに参加してもらうこととなった。
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