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お届け者と僕
ピンポーン
「お届け者でーす!」
お届け物………何か頼んだっけ?
そして今さっきなったインターホンを見ると、
15………歳くらいの男の子がいた。
何も持っていなかった。
んーとーお届け物………ないよねぇ。あれ?
何を、お届けしにきたのかな。
ピンポーン
「あれぇ、いませんかー?いるなら出てくださいねー。ボクが暇すぎて死にますー」
暇すぎて死ぬって………早くないか?まだ始めのインターホンなってからそんな時間経ってないんだけど………??
………………
不審者、ではないかな。でも、不安だし。
あぁ、と思う。僕は臆病者だ。ものすごく。疑い深い。
「すみませーん!」
わう!、?。
びっくりしたぁ。。ってまだまってたんだ。
居留守、使おう。
「んー。やっぱり、いないかぁ。
ボクいちお、お届け『物』扱いだし。
お届け物は主人っつうか注文主待つし。
待たなきゃあー。」
まあそりゃま…待つ??
え、君まつの?
今は十二月。寒すぎて凍え死ぬよ?
僕の頭に思い浮かんだ明日のニュース記事。
『△△-〇〇-3丁目で凍え、十代の男子死亡。
インターホンは鳴ったが中にいた男子は居留守で放置か。』
そ、そんなことになったら大変だぁ。。。ししし指名手配犯!?
じゃ、じゃぁ入れる?いやでも。。。
か、かえってもら…う?
でもあっさり引き下がるとは思えないしなぁ。。。
うーん。。これは難問だ。
とりま、入って貰う?こたつ入れて、お茶入れて、お菓子出して………
で、説得。うん、かんぺk…。。
じゃないっ!ダメじゃん。両親も帰ってくるし。(何時かは知らんが)
ほ、ホテル探す?
いや、いやいやいやいや。そこまでやる必要ないよね?
僕がそこまでしたげる義理、ないし。
かと言って放置もできんし。
んーー。入れるか。うん入れよう。
僕はボクを助け、いや、向かい入れるために玄関の扉を開けたーーーーー。
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