0人が本棚に入れています
本棚に追加
アラゴンは、アクアが震えているのに気が付いた。
「アンタ・・もしかして・・まだなのか?」
アクアは、顔を両手で覆った。
アラゴンはその様子をしばらく見ていたが、仕方がないなというように
「フェアリーは草食系で、魔族は肉食系だかんな。イリスは肉モリモリのS系だしな」
「今日は無理しなくていい、とっとと帰れ」
アラゴンはそう言い放つと、ベッドにあった毛布をアクアにかぶせ、
それから、部屋を大股で出て行った。
なぜか、怒りがこみあげてくる。
まったく、フェアリーってやつらは、パワー、体力、精力、俺らから見たら、小学生以下じゃないか。
俺ら魔族と、異文化交流事業なんて、無理、無理!
この事業は、早く打ち切りにした方がいいだろう。
アラゴンは、煙草をポケットから取り出した。
精気の質が悪くなる?
ジョーダンじゃねぇよ。
最初のコメントを投稿しよう!