1人が本棚に入れています
本棚に追加
プロローグ
12月24日。言わずと知れた、クリスマス・イヴ。
深夜。
月の光に照らされて、赤い帽子と赤い服が空に浮かぶ。
良い子の寝静まった頃に、サンタクロースはトナカイの引くソリに乗って、やって来た。
ソリで空を飛びながら、プレゼントを配って回る。
時には今にも起きそうなわんぱく少年の枕元にプレゼントを置き、
欲張りな少女は大きな靴下をベッドの端にひっかけていた。
細身で、長身のサンタは、眉間に皺を寄せながら、苦笑してプレゼントを置いたり、靴下に入れたりしていく。
最初のコメントを投稿しよう!