プロローグ

1/1
前へ
/23ページ
次へ

プロローグ

12月24日。言わずと知れた、クリスマス・イヴ。 深夜。 月の光に照らされて、赤い帽子と赤い服が空に浮かぶ。 良い子の寝静まった頃に、サンタクロースはトナカイの引くソリに乗って、やって来た。 ソリで空を飛びながら、プレゼントを配って回る。 時には今にも起きそうなわんぱく少年の枕元にプレゼントを置き、 欲張りな少女は大きな靴下をベッドの端にひっかけていた。 細身で、長身のサンタは、眉間に皺を寄せながら、苦笑してプレゼントを置いたり、靴下に入れたりしていく。
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加