若気の至り

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若気の至り

「サンタ、そろそろ次の家に行かないと、配り終えることが出来ませんよ」 「わかってる!」 ムツミが小声で言ったが、自覚があり焦っているのか、サンタは声を荒げた。 「ニーナちゃんが起きてしまいます」 「あった!」 サンタはプレゼントを靴下に入れる。 「んっ、んんう」 サンタは思わず動きを止めた。 ニーナが寝返りを打った。 「イツキの言う通りです。大きな声を出さないでください」 ムツミが言い、サンタは慌ててその家を後にした。
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