Qな『タマゴ』 ~5人のサムシング~

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「もしもしお客さん、終点ですよ」  カナミが目を開けると、そこにいたのは車掌で、そこは電車の中だった。 慌てた彼女が電車から降りて、駅前に止まっていたタクシーに乗った。  そして運転手に、行き先を告げると、後部席でグッタリした。  そこでバッグのスマホが鳴った。 『カナミさん、どうして銀のタマゴを選んだんですか?』 「だって、あたしは銀色が好きだから」 『正解です。もし金のタマゴを選んでいたら、こうなって ました‥‥』  そのスマホの画像を見たカナミは、呆然とするのだった。 ――第2話:おわり――
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