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「もしもしお客さん、終点ですよ」
カナミが目を開けると、そこにいたのは車掌で、そこは電車の中だった。
慌てた彼女が電車から降りて、駅前に止まっていたタクシーに乗った。
そして運転手に、行き先を告げると、後部席でグッタリした。
そこでバッグのスマホが鳴った。
『カナミさん、どうして銀のタマゴを選んだんですか?』
「だって、あたしは銀色が好きだから」
『正解です。もし金のタマゴを選んでいたら、こうなって
ました‥‥』
そのスマホの画像を見たカナミは、呆然とするのだった。
――第2話:おわり――
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