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「ねーお客さん、このバス、車庫に入れるから降りてよ」
マチカが目を開けると、そこにいたのは車掌だった。
あわてた彼女がバスから降りて、表に止まっていたタクシーに乗った。
そして運転手に、行き先を告げると、後部席でグッタリした。
そこでバッグのスマホが鳴った。
『マチカさん、はっきり答えてくれて良かったデース』
「私、本気で死のうなんて思ってないから‥‥」
『もし、私がニヌキになってたら、こうなったから‥‥』
そのスマホの画像を見たマチカは、呆然とするのだった。
――第4話:おわり――
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