忘れ者
11/11
読書設定
目次
前へ
/
11ページ
次へ
◇ 意識が現実に戻ったとき、目の前にいた柚葉ちゃんは忍のことを抱きしめていた。 「ありがとう、お兄ちゃん」 可愛らしい声でそう言うと、今度は母親の方を向いてその胸に抱きついた。 「ごめんねママ、柚葉思い出したからね」 「……ママって、言ってくれるの?」 「うん。ママ」 声を震わせながら強く抱きしめ返す母親の目には涙が浮かぶ。 それを見て忍も透子も流れるものを抑えられなかった。
/
11ページ
最初のコメントを投稿しよう!
17人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
578(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!