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509 名無し 20XX/10/08
そういう時は証人としてもう一人呼んどくべきだろ。もう遅いけどさ
512 名無し 20XX/10/08
うわ、友達がそうなってたら俺もショックだわ
513 名無し 20XX/10/08
窓にアルミホイル貼られてるのに今日の夕飯を賭けてもいい。ソイツはやるぞ
514 名無し 20XX/10/08
>>509 そういう時は証人としてもう一人呼んどくべきだろ。
今思うとそうするべきだったんだと思う。本当に頭が回らなかった。
友人の髪はボサボサで服もずっと同じのを着てたみたいで汚れてたし、だいぶ臭かった。
そいつのスマホはすぐ近くで見つかったんだけど充電が切れてた。そこで初めて俺が連絡すればいいって思ったんだ。
友人のスマホを充電して連絡しようと思ったんだけど、そこで友達が起きた。俺を見て悲鳴を上げて「来るな! 来るな!」って叫んで近くのゴミを俺に投げつけた。
俺はビックリして「(友人の名前)! 俺だよ!」って言った。それでも友人が落ち着くまで少し時間がかかった。
友人は、ホッとしたらしくて泣きながら詳細を教えてくれた。
「怖くて連絡が出来なかった。外にも出られなかった。怖くて、眠れなくて、気絶するまで起きてた。頼むから親にも警察も救急車も呼ばないでくれ」
何が怖いんだ? って聞いても友人は話そうとはしなかった。
「悪いけど、この状況はヤバい。親にも連絡しちまった」
咄嗟に俺がそう嘘をつくと友人は観念したようだった。そうしてまた小さく丸くなった。
「親がいるまでここにいてくれ頼むから。本当にごめん。俺は怖くて外に出られない」
カラーボックスをテーブル代わりにしてたらしい。大事にしてるらしいフィギュアと貯金箱とペットボトルとお菓子が置いてあった。
そこ以外は本当に汚くて服も、お菓子の空袋とか積まれてた。チラッと見るだけで虫も見えた。
「何が怖いんだよ」
って俺が聞いても友人は「うるさい」って連呼して、結局何が怖いのか分からないまま気絶するように寝入っちまった。
俺は改めて友人のスマホを見た。両親から、友人からの着信ばっかりだった。明るくて元気な良いヤツだからみんな心配してたんだろう。
俺は履歴からアイツの両親に連絡をとった。怪しまれるかと思ったけれど、両親もやっぱり不安だったらしくて来週あたりに来る予定だった。
県を二つ跨いで両親が来た。
母親は部屋にくるなり惨状を見て泣いて、父親は絶句してた。
アイツはすぐに病院に行って暫く休学ということで実家に戻ることになったらしい。
俺は両親が友人と話をしている間、手持ち無沙汰でボンヤリ部屋を見てた。朝早くの通勤ラッシュに疲れてたし、この状況にショックで気を遣う余裕とかマジで無かったんだ。
それで報告するために書き込んで今この時間なわけ。
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