いつかが来ないコツコツ

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部屋は6畳らしい、そこにベッド、冷蔵庫、机と椅子があるらしい、ちょっとした棚もあったかな?カギは失くさないようにしよう、押し入れもあったかな?ベッドは解体出来るだろうか、押し入れの中に冷蔵庫は仕舞えるだろうか、押し入れの戸は外せるだろうか、とにかく踊りたい。踊るスペースが欲しい、机も椅子も体勢に合わず首や腰を痛めないよう気をつけよう。 8畳の実家の部屋、1畳分の押し入れの戸を外し、中板を作業台代わり使う。椅子は大学生の1人暮らしの時、父親に初めて作ってもらった家具、TV台兼本棚が今はその高めの作業台にちょうどいいベンチの役割を成している。 父親の視聴している耳障りなアニメ声のyoutube動画の音を掻き消すために、1000円のBluetoothイヤフォンで違法アップロードの芸人ラジオを2倍速で聴いている。 注意をする勇気はない。 そう言えば、「オールナイト」の「ナイト」を「カイト」にして「オールカイトニッポン」何てラジオ名アリアリじゃないですか? 、、、 今日、バードストライクを見た。実家の庭は3.5m×15mくらいの横長で、キッチン、リビング、オレの部屋、父ちゃんの部屋と連なっている。奥の父ちゃんの部屋のテラスの下スペースに何故かカラスが2羽突っ込んだ。物騒な音で気づいたわけじゃない。作業中、集中力の切れたオレが外を見た瞬間、カラスが左から右に極めて鋭角低空飛行で突っ込んできた。 追いかけっこでもして遊んでいたのか、空中で虫の用に交尾でもしていたのか、オレは恐る恐る部屋から庭に出て、すぐ右隣のテラスの下を覗きこんだ。板と板の間から差し込む日が逆に見づらい。赤、目が慣れて入ってくる色、血だ。2羽のうちの1羽は頭がかち割れ血まみれになって時たま無意味に翼をバタつかせ痙攣している。もう時期死ぬだろうか。「ぐぅぅ、、ぐぅぅ、、」と聴いたことのない低く、か細く、歪な鳴き声だった。 東京へ行く。運がいいと思ってる。たまたまペンを動かす手を止めて右手の戸を見た瞬間にバードストライク。 1羽の瀕死のカラスをもう1羽のカラスが突いている。心配しているのか、助けようと嘴で引っ張ろうとしているのか、生死の見切りをつけているのか、わからない。テラス奥左側、父ちゃんの部屋側ではない方にスキマがあって、そこから1羽は抜け出し飛び立った。10分は突いていただろうか。 田舎は多くの生き物の以外な生態を垣間見ることができる。蜘蛛の巣に蝉が引っかかる、蜘蛛は子供の手のひらほどのサイズ感で、蝉の方が太く大きくパワーがある。が、振動する蝉はかかった蜘蛛の巣から剥がれることが出来ずにいた。翌日、側だけ残し中身が空洞に喰われたセ蝉。ショーツのポケットに手を入れると13cmほどの大百足が親指から手首まで這い登り、僕は咄嗟にそれを払い、近くにあった布を被せ、その上から拳でムカデを殴り潰した。 庭の敷地を描くように猫避けの2Lペットボトルが50本ほど並び立っていて、僕の部屋から見えるペットボトルが倒れたことに気づき駆けつけるとモグラが申し訳なさそうに顔を引っ込めた。ニワトリもよく遊びに来ていた。僕の部屋から庭に出るために履く下駄の上を歩いていた時は不愉快な気持ちになった。 決まった時間に起きる、食後は決まってストレッチをする。筋トレをしてダンスを踊る。シャワーを浴びて、瞑想をする。そこから小説を音読する。又吉直樹の「人間」を10ページ、太宰治の「人間失格」を10ページ、英語辞典を2ページ音読する。 役者の練習として、音読しながらそれに合わせた演技口調を意識する。 隣の部屋に両親がいた。壁は薄い、確実に聞こえている。そんなことに構ってられない。恥ずかしい、当たり前。いや、恥ずかしくない。当たり前なのだから、又吉→太宰→英語の準備に音読しているが、これ日ごとにズラして、太宰→英語→又吉、とかにした方が柔軟性鍛えられるんじゃないか?なんて事を考えてながら音読している自分に成長を感じた。 人を楽しませようという意識が欠如しているんじゃないか?オナニーはダメと服飾作家時代、お世話になったお店のオーナーさんよく言われた。 わかる、わかってある。オレ一個人に世間的な価値がないことくらい、万人受けするコンテンツとコラボ?みたいなことしないと、例えば好きな映画の独自解説、これが最近の話題作だったりすると共感値が高い。映画スラダンや連載を再開したハンターハンター、今年のm-1の話でしようものなら食いつく。 わかってる。わかってるんだ。実力がないことの言い訳が始まりそうな文字列だな。(fuok!...失礼汗) 「人生を充実させたい」んなこと誰しも考えてる。自意行為でその場を満たしても、1人遊びの恥ずかしさ、虚しさは必ず後に来る。そう、後に来るタイプの人間だからこうしてツラツラ、ぎこちなく親指を動かす。目を疲れさせながら。 まじ描写の言語化下手だなぁ!(ファコォ、、、慣れた言い方)品がないっつうかバカっぽいっつうか、今こうした打ち込みの無益さに、、、いや無益も充実か。オレはオナニストってタイトルに変更しようかな。 妥協があってはいけない、だから妥協に至る、落ち込む、今の人格形成に繋がる。そんな気がしてならない。初めからうまくいく人なんてまずいない、失敗を積み重ねる成長が大切なことも、集中力が切れた時、全てを無慈悲に棄てたい衝動にかられる。 漫画ハンター×ハンターのヒソカの様にピラミッド状に積み上げたトランプを自分で崩すことにある種のエクスタシーを感じているわけではない。諦めに近い。諦めたそのすぐ先にある解放された世界に依存しているのだ。 太宰治のように、自虐ネタを受け入れてもらえないのは、鼻につくからだろう。 実体験が1番説得力があるだろう、こんな前置きナルシストか皮肉屋に感じさせる、、、「ほらまた脱線してるよ?」 俺は服作りと染物の作家活動をしていた。北九州を拠点に5年ほどだ。 特に始めたての時期は尖ってたいた。何者でもない自分に焦りを感じるからだ、社会は結果が全て、口先だけの輩は基本無視だ。当然だ。よく考えたら評価のしようがない。そいつの表現を作品を見ない限りはそいつが何をやりたいのな理解できるのは、よっぽど身近な親友くらいだろう。 話を戻すがファッションニスタは鼻につく、自己満の垂れ流し、それが薄っぺらな動機や感覚てきなノリであることが見え見えだからだ。「このブランドが好きで」という自分のキャラ設定にこだわり。それを継続することで目が慣れることを成長と感じ。自分の感性に自信を持ち、断定言葉でマウントを取り始める。 これがダサいとか、センスないとか
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