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「はい、これです」
忍者集団の子分が旗を親分に指し示した。
「違う、これではない」
「え、どういうことですか」
「武術大会の優勝の旗は、くれる物だ。返さなくてもいい物なのだ。我が輩の資料にもそう書いてある。罰として・・・」
「わ~それだけはご勘弁を」
「何だ~そうだったんですか」
探索部隊の本部で隊員達が話している。
「敵さん、これと知ったらさぞくやしがるだろうな」
隊長がでかい口調で言う。
「みんな、休んでる暇はないぞ。もう一度資料を探すんだ」
「だけどまたはずれかもしれませんよ」
「もしや、当たりが見つかるまではずれを求め続けるということでは」
「そういうことだ」
「とほほ・・・」
―――終わり―――
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