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「だからそうやってずらしたんで、僕らはお兄さんたちの後をついていく形になったんです。
あの、記者さんもあそこ行ってるならわかると思うんですけど基本的にあそこ山のなかの高原じゃないですか?田舎だから夜とか本当暗いんですよね。コンビニとかもないし。
で、そんな真っ暗闇の中、お兄さんたちの賑やかな話し声と時々ある街灯を頼りについていったんです。どこかにお店とかないかなぁって。まあ開いてるお店なんか全然なかったんですけどね。
それでもお兄さんたちについていけばそのうちには開いてるお店に辿り着くんじゃないか、そう思いながら5分、10分と歩き続けたんです。」
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