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「それでですね。
ずっと暗い夜道をずっと歩いてたんですけど、連れのクラブメイトがですね、変なこと言い出しまして。
なんか彼が言うには、お兄さんたちの話し声が妙に抑揚持ってリズミカルに聞こえるとか。墓がどうとかたまに聞こえるとかなんとか。
もう暗い中で急にそんなこと言い出されたもんですから僕はもう怖くて怖くてたまらなくなっちゃったんです。だからもうね、いいや諦めて帰ろうって友達に言って。多分そいつも怖くなったんだと思います。そのままUターンして今度は合宿場へ向かって歩き出したんです。
あ、合宿場は山の上の方、で僕らは下の方まで下がってきてたんで、帰り道、Uターンした後は登り坂になっちゃったんですが友達とね、怖い気持ちを振り払うためにも大声で話ながら暗い暗い登り坂を登ってたんですよね。
そしたら正面。坂の上の方から叫び声みたいなのが聞こえてきたんです。」
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