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少しわかりにくかったかもしれないけど、私が言いたいのは____
命は軽いものだって、幼い私は知ってしまったってこと。
これは私の探究心が強すぎたあまり、答えを求めすぎたばかりに招いてしまった結果なのかもしれない。
どんなに悲しんでくれる人がいたって
人の命は容易くなくなるものなんだって
幼い少女だった私はそう解釈した。
その事実にどれほど
打ちのめされて苦しんだことか。
世の中には知らない方がいいことなんて山ほどあるって今の私_____有栖はそう思っています。
これを書いてる間にも何回も思った。
知らぬが花とはこういうことを指すのかな?
ものごとに理由を求める癖は今も変わらず残っているけれど、理由を求めすぎて傷ついたことなんて数えられないほどあるかもね。
でも私はそんな私を愛したい。
やっぱり人との関わりとか幼い頃の考え方とか誰もが少しはもってるんじゃないかな?って今すごい思ったよ。
幼い頃は物事の分別なんてつかないから
本当の自分でいられるけど
人は歳を重ねるたびに自分を
”飾る“ってことを学ぶ。
だからね、幼い頃が本当の自分
じゃないのかなって思った。
私の場合だと、
どんな物事にも理由を求めようとするところとか好奇心でいっぱいなところかなって考えてるよ。
自分のことを知るってほんとに怖いことだなって思ってるんだ。
実際、私も命を軽く見るような
人間になりたいとは思わなかったよ。
だけど私は幼い頃、賢すぎたから
考えなくていいことも答えを出そうと必死に小さな脳みそで考えて、必死に考えて_____
この答えを出したんだ。
そして今の私もその答えを受け継いでる。
どう頑張っても、この価値観は死ぬまで変わらないような気がするなあ_____。
こう考えてるとさ、私小さい頃から考えて生きてきたんだなってよくわかるよ。
だから人のことによく気がつくし、
嘘を見抜くことができてるのかもね。
そう思うと幼かった私って実は天才少女?
なんでこんな人間に育ったんだって
何回も思ったけど
私は今の私が少しだけ好きになれた。
これが飾ってない本当の私なんだって
理解したし、自分で自分を肯定していきたいとも思ってるんだよね。
だけどさ______
自分で自分を認めることよりも
人から本当の自分を認めてもらうって
すごく難しいことだよね。
私は成長するたびに幼い自分の価値観を広げていったから、それはよくわかるよ。
命の大切さがわからないってことは何人かには話した。
話したは話したけど理解してもらえたかはわからないし、嫌われたかもしれないって急に怖くなって、不安に襲われて仕方なくなるんだ______。
この自分が否定されたら生きる意味がないって私は真面目にそう思ってて。
飾った自分も愛されなくて
本当の自分も愛されないとか
生きるってなんだよって何回も何回も思った
必死で本当の自分を隠して自分を飾って生き
るなんて、それって個性もなにもないよね?って思ったから、余計生きる意味がわからなくなった。
本当の自分を隠してまで生きていたいと____
私はそんなこと全く思えなかったから、生きたくないって何回も思った。
かと言って私が生きる理由がなくても
死ぬ理由が見つからなかったから
未だにこの腐った世界に
居座っているってこと。
だから死ぬ理由が見つかったらいつでも死ねるし、生きる理由は一生見つからない気がするから______
私は寿命がつきる前に死ぬのかもしれない。
でもそのときはやっと死ぬ理由が見つかったんだね_____って喜んでほしい。
今の私にとっても生きることは楽しくないし、今日死んだってなんの後悔もないから。
だから私の賢さが私を狂わせたって______そう言ってもいいかもね。
私は情なんかかけず論理的にしか考えられない真面目で頭の固い人間だから。
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