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多分そのころから
私は生きる意味を探してた。
生きるってなに?
先に言っておくけど、私は道徳が大嫌い。
その理由はここまで読んでくれたなら
大体わかるんじゃない?
______そう、私は価値観を
押し付けられるのが嫌いだからだよ。
命が大切ってそう思ってる人がすべてじゃないのになんで授業と称して価値観の押し付けをするんだろうって真面目に考えてた。
凄く的確な考えじゃない?これ。
我ながらよくここまで考えたなって思った。
思い出してみると私って
幼いときから賢い人だったのかな。
でも、なぜだろう。
いくらこの私が非難されたとしても
私がこんな人になったのは周りのせいって
なんども思い込ませようとしたのに
一向にうまくいかないのは。
私は優しすぎるってよく言われるんだ。
そのせいなのだろうか?
こんなにたくさん傷ついてきても
やっぱり傷つくのは私だけで充分って思って
誰かを傷つけるくらいなら
むしろ誰かに気が済むまで
傷つけられたいって
そんなことばかり考えてて。
傷つけられることを快感に変えようとしたのは自分の心を守るためだったんだ_____ってやっと理解した。
人の行動は矛盾ばかりだもん。
心で思ってないことも気づいたら行動に移しちゃったりするし。
大丈夫?って聞かれて本当は辛くて
仕方ないくせに大丈夫って答えたり
友達の前では弱みを見せて雰囲気を悪くしないようにいつも笑顔でいたり
誰でもいいから
本当に誰でもいいから
私の嘘を見破ってほしい。
大丈夫って言葉は
禁止って言ってほしい。
無理して笑わないでって
言ってほしい。
本当の自分でも愛してほしい。
それなのに飾った私も愛されないとか
バカみたいだなって思って
毎日辛くて仕方なくて
いつしか心が本当に崩れ落ちて
痛みも悲しみもなにも感じなくなった
毎日泣いてたのが嘘みたい
本当と悲しみを感じたら
泣くことさえできないのかと理解はした。
私のように人の嘘を
見破れる賢い人がそばにいないから
私は今日も死にたいと願う。
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